シマです。
夕暮れになると十日町の雲は光ります。
雨が降る時はもちろん、雨の降らない時も。
山の方を見ていると、雨雲に稲妻がビカビカ。
地域全体にストロボをたかれているような状態は、
不謹慎かもしれませんが文句なしにカッコいいです。
ピカっと光る度に、反射的に肩をすくめる。
「今、イナズマが俺の頭に落ちてきたら一発だな」
毎度毎度そのような事を思いながら、ひとつひとつのフラッシュを
眺めている時間がわりと好きです。
さて、制作の方はといいますといい感じに波にのってきました。
時間をかけた内装もレンズ越しにみるとなかなかいい感じで
舞台のセットとしてはまずまずだと思っております。
役者も仲間がやってくれますし、台本を書いたのも初めてだし
メガホンをとるのも初、カメラも初、編集も初
「見るに耐えないな。」などと言われることは避けて
精一杯やってみようと思っております。
しかし、美大生というのは無駄(ホントは無駄じゃないよ)な知識が多くて助かります。
映像の撮り方をしらなくても、音声のことも編集のことも、
自分のまわりを見渡してみれば、道具や知識を持っている友人がたくさんおります。
自分にとっては当たり前の環境ですが、一般の大学に行っていたらこのような事は
できなかっただろう。などと、たまにはごくごく普通の感想をもって感謝してみたりもするのです。
映像の内容の話しですが、
今回橋本に演じてもらう役は特殊で
お腹についているポケットから様々な不思議道具を出してくれる、
という今までになかったような設定です←
どうしても衣装のポケット部分の裁縫に自信がなく、施設長である羽鳥さんに
ポケットの付け方のレクチャーを求めに行きました。
結果、羽鳥さんは仕事中にちゃっちゃかと縫い付けてくれたのです!
よっ!さすが施設長!仕事が早いっ!!
完成はこのように、細部の処理までおちゃのこさいさいとやってくれたのでした!
本当にありがとうございます!
あとで村上に言われて我に返ったのですが、
普段仕事を振る側の施設の長に、仕事を頼むなんて
なんとも恐れ多いことをしてしまった!!!
写真は撮影の様子
小さなイナズマでも落とせたらよいですな!